内窓リフォームで受け取れる補助金、業者によって差が出るのはなぜ?
内窓リフォームは「先進的窓リノベ事業」や「東京都独自の補助金制度」を活用することで、大幅に費用を削減できるチャンスがあります。
しかし実際には、依頼する業者によって補助金額が変わることがあるのをご存じでしょうか。
「補助金は定額だから、どの業者に頼んでも同じはず」と思っていると、結果的に損をしてしまう可能性があります。
東京都の内窓補助金の基本
補助金は窓のサイズごとに国と東京都から定額で支給されます。
窓サイズ | 国の補助金 | 都の補助金 | 合計補助金 |
---|---|---|---|
大サイズ | 65,000円 | 43,000円 | 108,000円 |
中サイズ | 44,000円 | 29,000円 | 73,000円 |
小サイズ | 28,000円 | 18,000円 | 46,000円 |
例:大サイズ1枚・中サイズ1枚・小サイズ1枚を設置 → 最大227,000円の補助金を受給可能。
A社とB社の見積り比較(実例)
同じ「大1・中1・小1」の3窓を設置した場合の事例です。
税抜工事費用 | 税込工事費用 | 補助金上限 | 実際の補助金額 | 自己負担額 | |
---|---|---|---|---|---|
A社 | 227,000円 | 249,700円 | 227,000円 | 227,000円 | 22,700円 |
B社 | 208,000円 | 228,000円 | 227,000円 | 180,000円 | 48,000円 |
一見するとB社の方が工事費用は安く見えますが、補助金の仕組みにより A社の方が自己負担は半分以下になりました。
なぜ業者によって補助金額が変わるのか?
補助金には次のルールがあります。
「補助金は税抜工事費用(助成対象経費)を超えては支給されない」
A社 … 税抜工事費 227,000円 → 補助金上限 227,000円に一致 → 満額受給
B社 … 税抜工事費 208,000円 → 上限に届かないため、東京都分が減額され 180,000円に
このため、「見積が安い業者に頼んだ方が、かえって損をする」という逆転現象が起こるのです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 内窓リフォームの補助金は、どの業者に頼んでも同じですか?
いいえ。補助金そのものの基準額は同じですが、工事費用の設定によって実際に受け取れる金額が変わります。
補助金の仕組みに詳しくない業者だと、補助金が減額され、結果的に自己負担が増えることがあります。
Q2. 見積額が安い業者に頼んだ方が得ではないのですか?
必ずしもそうではありません。
工事費用が安すぎると補助金の上限額に届かず、補助金が削られてしまうケースがあります。
結果的に「見積額は安かったのに、自己負担は多くなった」という事例が実際に起きています。
Q3. 補助金を満額もらうにはどうすればよいですか?
- 補助金制度に精通した業者に依頼する
- 過去の申請実績が豊富な業者を選ぶ
- 工事費用と補助金の上限のバランスを理解して見積りを出せる業者を選ぶ
これらがポイントです。
Q4. 東京都の補助金は国の補助金と併用できますか?
はい。国の「先進的窓リノベ事業」と、東京都の補助金制度は併用が可能です。
ただし、工事費用を超えて補助金が支給されることはありませんので注意が必要です。
Q5. 補助金の申請は自分でもできますか?
申請自体は不可能ではありませんが、手続きは煩雑で不備があると不交付になるリスクがあります。
そのため、多くの場合は工事業者が代理で申請を行います。補助金に詳しい業者を選ぶことで安心して任せられます。
まとめ
内窓リフォームの補助金は「定額」だが、実際の受給額は業者の見積りで変わる
安い見積りの業者が、必ずしも最終的に安いわけではない
損をしないためには、補助金に強い業者を選ぶことが重要
弊社では、豊富な申請実績を活かし、お客様が最大限の補助金を受け取れるようサポートしています。
東京都で内窓リフォームをご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。