内窓の採寸時、窓枠の横幅・高さをそれぞれ3箇所ずつ測ります。この3箇所の寸法差が3mm以上ある場合は、寸法差を補うための調整が必要です。
この記事では、3mm以上の寸法差の調整方法についてご案内しますので、内窓プラマードUの取付けをご検討されている方はご参考ください。
窓枠の寸法差が3mmを超える場合
窓枠の寸法差は、窓枠の傾き・ふくらみ・たわみなどによるものです。
内窓と窓枠との間に出るすき間(下図のピンクの部分)をスペーサーなどで埋め、内窓が水平・鉛直になるように調整します。
- 寸法差が3mm以下の場合は、そのまま窓枠に内窓プラマードUの枠を取付けてOKです。ガラス障子の建付け調整で傾きを調整し、すき間が出ないようにします。
内窓プラマードUの枠を水平・鉛直に取付ける方法
すき間の部分に市販の木材や施工調整用スペーサー(有償品)を入れ、内窓プラマードUの枠を水平・鉛直に取付ける調整をします。※木材や施工調整スペーサー(有償品)を貼付けるため、両面テープを用意してください。
1.すき間の形に合わせスペーサーをカットし貼合せます。
2.スペーサーを取付け枠に貼付けます。
3.水平・鉛直になっているか、水平器で確認します。
- 内窓プラマードUは、グラツキ・傷み等がある状態の窓枠には取付けできません。
- 内窓プラマードUをご注文の際は、実測した横幅(W)・高さ(H)寸法の最小値を注文サイズにします。
- ゆがみが気になる場合は、L1・L2(対角線)を実測してゆがみを確認します。窓枠がひし形の状態のときは、最小値の寸法が変わりますのでご注意ください。
- 調整には必ずしも施工調整スペーサーを使う必要はなく、市販の木材等を使用していただいて問題ありません。
調整したすき間をふさぐ方法
ガラス障子の建付け調整などすき間の調整がすべて終わったら、すき間の部分をコーキングでふさぎます。
コーキングの手順
- 1.コーキングに必要な道具を準備します。
- 2.すき間の周囲にマスキングテープを貼り付けます。
- 3.すき間にコーキングを充填します。
- 4.ヘラで余分なコーキングを取り除き、仕上げます。
- 5.マスキングテープを剥がします。
- 6.作業完了。
内窓プラマードUの取付け完了です。
まとめ
寸法差の大きい窓に内窓プラマードUを取付ける方法についてご案内しました。
窓枠に3mm以上寸法差がある窓に内窓プラマードUを取付ける場合、そのままつけてしまうと寸法差の大きい箇所にすき間ができます。これがガラス障子にガタツキが出る原因になります。
内窓プラマードUの性能を十分に発揮するには、すき間をなくし気密性を上げることが重要ですので、内窓プラマードUの枠を水平・鉛直に取付けるための調整が必要になります。
スペーサーでの調整ができたら内窓の取付枠をまっすぐに取り付け、ガラス障子の建付け調整で障子のガタツキがないかを確認します。
すき間やガタツキがなくきれいに納まったら、最後にコーキングをして仕上げてください。
その他、ご不明点や気になることがございましたらお問い合わせください。
エコ内窓クラブ お客様窓口
フリーダイヤル:0120-1134-37
メールアドレス:customer@happycorp.co.jp
エコ内窓クラブでは、内窓プラマードUの枠の調整に便利な「施工調整用スペーサー」や、内窓の枠色に合わせたカラーの「コーキング剤」を販売しています。
施工調整用スペーサーは、カッターやはさみで簡単にカットできるポリプロピレン製で、厚みの異なる3種類をご用意しております。
内窓プラマードUの取付け時に調整が必要なときは、あわせてお買い求めください。
施工調整用スペーサー
1mm厚(ホワイト):1,000mm×50mm×1mm
3mm厚(ブルー ):1,000mm×50mm×3mm
5mm厚(ホワイト):1,000mm×50mm×5mm
コーキング(500g)
内窓プラマードUの枠色に合わせたコーキング剤です。
※浴室など、常に水のかかる所には使用できません。
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