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内窓をもっと知る~ポリカーボネートとツインカーボの特徴

ポリカーボネートについて

ポリカーボネートとは、強い耐衝撃性を持ち、耐候性・耐熱性があるプラスチック素材です。屋外での使用にも耐えられる上、透明度もあるため様々な状況で使用することができます。加工もしやすく、多少の伸縮性もあります。強く、耐久性があるため車のライトカバーやバイクのヘルメット、警察の使う盾、サングラスやゴーグル、携帯のレンズや外装などにも使われています。

特長としては、とにかく加工しやすくて強い点があげられます。耐衝撃性はアクリル樹脂の50倍あります。これはプラスチック素材の中ではほぼトップクラスです。また透明度も高く、ガラスと比べても遜色がありません。ガラスの可視光透過率(光がその物を通して入ってくる割合)は、およそ88%なのに対し、ポリカーボネートは85~90%ほどです。(水族館の水槽などにも使われるアクリル樹脂は93%)ただ、ポリカーボネートは割れにくいのですが、表面に傷が付きやすいため、経年劣化すると透明度は落ちてしまう場合があります。

耐熱性はプラス130度まで、寒さにも強く、マイナス100度まで耐えられます。紫外線にも強く、耐候性の高い優れた素材と言えます。

ツインカーボとは

「ツインカーボ」とは、前述のポリカーボネートを加工し、一体成型した中空構造のシートです。(「ツインカーボ」は旭硝子の商品名です。)カラーやタイプも豊富で、一般の屋根、トップライト、カーポート、フェンス、パーテーション、看板用素板など、幅広く活用できる素材です。

ツインカーボは「ポリカ中空ボード」とも呼ばれます。ダンボール紙のような形状をしており、左図のように2枚のシートの間に空気層があるため断熱性能が高い素材です。

特長はその軽量さです。一般のポリカシート(同厚)と比べると1/5の重量ながら、強靭さも併せ持っています。ハンマーなどで叩いてもほとんど割れないほどの耐衝撃性があります。

ツインカーボには様々なカラーや視線カット用の加工が施されたものがあります。他にも断面形状のピッチが異なるもの、表面に耐候用加工が施されたもの、中空層が2層になったものなど各種あり、板厚が大きいほど高い断熱性を生み出します。(旭硝子では3mm厚から33mm厚までの商品を作っていますが、一般的にホームセンターなどで販売されているものは加工のしやすい4mmや4.5mm厚のサイズです)

低温にも高温にも強いポリカーボネートを使っているので、ツインカーボの使用可能温度は-40度~125度ほどになります。過酷な温度にも耐え、変質しにくい性質があります。また、火源を離すと火が消える特性があり、他のプラスチックスに比べ有毒ガスの心配がありません。

次項でこのツインカーボを使った内窓についてまとめます。

ツインカーボを使った手作り内窓の効果は?

内窓をもっと知る~ツインカーボを使った手作り内窓【断熱効果・メリット・デメリット】

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