窓を断熱するには
冬、お部屋の中で最も冷えやすい場所は、ガラス一枚で屋外と接している「窓」です。外部の冷気で窓が冷やされ、そこから室内の暖かさがどんどん逃げていきます。
それを防ぐには熱を逃がさないよう窓に「蓋」をする必要があります。
ではどんな物質で蓋をするのが最も合理的でしょうか?
答えは「空気」です。
「空気」でなぜ窓の断熱ができるのか、どうすれば断熱できるかを簡単にご説明します。
「空気」は断熱性が高い
「空気」はとても熱を伝えにくく、断熱性の高い物質です。
表は身近な物質の熱伝導率です。いろいろな物質の中でも空気は熱の伝えにくさに優れています。
しかし、「空気」はただそこにあるだけでは断熱材として機能しません。
「空気」を断熱材として使うには、空気を閉じ込め、動かない「層」にする必要があります。
層になった空気は高い断熱性を発揮します。
では、どうすれば窓に「空気層」を作れるでしょうか。
材質名 | 熱伝導率(W/m・ K) |
アルミニウム | 221 |
鉄 | 84 |
ガラス | 1.00 |
木材 | 0.12 |
空気 | 0.024 |
※熱の伝えにくさを表す「熱伝導率」です。数値が小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能が高いことを示します。
参考:「AGCガラスプラザ ガラスの豆知識 結露について(1)」より
窓に「空気層」を作るには
窓に「空気層」を作る方法は、おおまかに2種類あります。
方法1 今ある窓のガラスをペアガラスに変える
いわゆる「ガラス交換」と呼ばれる方法です。
今ある窓に入っているガラスを、「ペアガラス」に取り替えます。(図1→図2)
ペアガラスは、2枚のガラスの内部に乾燥空気が密閉されています。その空気層が熱を伝えにくくし、室内の暖かさが逃げるのを防ぎます。
ただ、この方法で得られる断熱効果はガラス部分だけで、窓の金属部分の断熱性は変わりません。
金属は非常に熱を通しやすいため、そこから室内の熱が出ていってしまいます。
方法2 今ある窓に内窓インプラスを設置する
内窓インプラスを設置すると、外窓と内窓の間に空気層ができます。(図3)
この空気層が窓の断熱性をアップさせます。
さらに内窓のガラスをペアガラスにすれば、「内窓で作られた空気層①」と「ペアガラス内部の空気層②」の2層ができ、より高い断熱性能が得られます。(図4)
内窓インプラスを設置することで、金属部分も含めた窓全体の断熱性が上がります。
そのためガラス交換よりも、内窓設置の方がお部屋を暖かく保つことができます。
空気よりももっと断熱性の高い物質はある?
熱伝導率 W/(m・K) | |
空気 | 0.02496 |
アルゴンガス | 0.01684 |
クリプトンガス | 0.009 |
アルゴンガス、クリプトンガスは空気より断熱性能が高い気体です。
どちらも空気を組成する気体を抽出したもので、無味無臭で安全です。
これらの希ガスを使ったペアガラスは、空気入りのペアガラスよりも熱を伝えにくく、断熱効果がさらに上がります。
弊社では、期間限定でアルゴンガス入りペアガラスを使ったインプラスをキャンペーン価格でご提供しています。
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まとめ
「空気層」は高い断熱性を持ちます。お部屋の断熱には、熱の逃げ道になる窓に「空気層」を設け、出口を塞ぐことが重要です。
金属部も含め窓全体をカバーできる内窓インプラスを設置すると、高い断熱性が得られます。
暖房をしてもお部屋が寒いと感じたら、我慢せず内窓取付けをご検討ください。今よりぐんと暖かいお部屋に変身します!
インプラスはDIY(自分で取付け)もできるんです。
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