本記事では、内窓を採寸する際に確認が必要なクレセント（外窓の鍵）の干渉についてご案内いたします。
クレセントの干渉を確認する
クレセントの干渉とは
重要！
クレセントの干渉とは、内窓の取付け位置が外窓に近いときに外窓クレセントが内窓にぶつかり施錠･解錠できなくなることです。
クレセントの確認が必要な窓
クレセントの確認が必要な窓
- 有効寸法が70mmギリギリの窓
- クレセントの先端が有効寸法の範囲に届きそうな窓
➡ 有効寸法について詳しく見る
有効寸法とは、内窓の取付けに必要なスペースのことです。内窓の取付けに必要な有効寸法は70mm以上です。
有効寸法は、外窓の室内側に最も出ている部分を起点に窓枠の先端までの寸法を測ります。有効寸法が70mm以上あれば、外窓に干渉せずに内窓を取付けることができます。
クレセントが室内側に最も出ている場合の有効寸法
クレセントが室内側に最も出ているときは、クレセントを起点に有効寸法を測ります。クレセントの先端から窓枠まで70mm以上あれば、外窓クレセントが干渉せずに内窓を取付けることができます。
クレセントは干渉しません
サッシの框（かまち）が室内側に最も出ている場合の有効寸法
サッシの框（かまち）が室内側に最も出ているときは、サッシの框（かまち）を起点に有効寸法を測ります。窓枠まで70mm以上あれば、外窓クレセントは干渉せずに内窓を取付けることができます。
クレセントは干渉しません
サッシのアングルが室内側に最も出ている場合の有効寸法
サッシのアングルが室内側に最も出ているときは、サッシのアングルを起点に有効寸法を測ります。窓枠まで70mm以上あれば、外窓クレセントは干渉せずに内窓を取付けることができます。
クレセントは干渉しません
クレセントの確認が必要な有効寸法
以下の場合はクレセントの干渉について確認が必要です。
1.有効寸法が70mmギリギリの窓
2.クレセントの先端からの有効寸法は70mmとれないが、サッシのアングルや框（かまち）を起点にすれば有効寸法が70mmとれる窓
クレセントが干渉する恐れがあります
● クレセントが有効寸法の範囲に届きそうな窓
● 「クレセントの干渉を確認する手順」へお進みください。
クレセントの干渉を確認する手順
クレセントの干渉は、窓の正面から外窓クレセントの位置を2STEPで確認します。
step
1外窓クレセントの先端から有効寸法までの距離を確認する
step
2サッシ枠の中心からの距離を確認する
STEP1 外窓クレセントの先端から有効寸法までの距離を確認する
外窓クレセントを90°倒します。
クレセントを回転軌跡の最も室内側に出る位置にします。クレセントの先端から有効寸法までの距離を確認します。
有効寸法の範囲にクレセントの先端が届いてしまうかを確認します。
クレセントが干渉しない窓
OKです！
外窓クレセントを９０°倒した位置で窓枠の有効寸法の範囲にクレセントが届かなければ、クレセントは干渉しません。
クレセントが干渉するかもしれない窓
「STEP2 サッシ枠の中心からの距離を確認する」へお進みください！
外窓クレセントを９０°倒した位置で有効寸法の範囲に届いてしまう場合は、クレセントが内窓に干渉する恐れがあります。
STEP2 サッシ枠の中心からの距離を確認する
外窓のサッシ枠の中心からクレセントの内側までの距離を測ります。
「STEP2 サッシ枠の中心からの距離を確認する」は次の記事で詳しくご案内いたします。
本記事をお読みいただき、「クレセントが干渉するかもしれない」窓の場合はお進みください。
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