家の築年数がある程度経つと、窓の枠が歪む事があります。
内窓の採寸時には、窓枠を何箇所か測って一番短い寸法を採用して頂くようお願いしておりますが、上下または左右で5mm以上の誤差が出る場合は、実際に内窓を入れてみると内窓の枠と窓枠との間に隙間が開いてしまいます。
内窓は隙間があるとその性能が発揮できませんので、そうした場合は気密をしっかり取れるよう下記の要領で施工します。
窓枠に歪みがある場合
歪みがあったり、縦枠が垂直でない場合は矢印部分に隙間が出ます。
内窓はあくまで垂直並行にしか取付けられないため、歪みが出た場合はその隙間を埋めて気密を取ります。
また、採寸誤差が3mm以下の場合は、ガラス障子を建て込んだ後に建付け調整をすることで隙間をなくすことができます。
枠補正の方法
10mm以下の隙間は上図の補正でカバーができます。
こちらではスペーサー(プラ板)を使用していますが、埋め材については何でもかまいません。
ベニヤ、プラ板など、加工が簡単なものがオススメです。
最後にシーリングして塞ぎますが、コーキング剤のくっつきを良くするため、細い隙間にも埋め材を入れておきましょう。
埋め方に決まったルールは特にありません。
隙間のサイズに応じてご自身のやりやすい方法や材料でご検討下さい。
10mm以上の隙間がある場合
10mm以上の隙間がある場合は、事前に木材等を使用して窓枠のゆがみ補正してください。
補正後に、内窓の採寸をすることをおすすめします。
内窓設置には気密の保持が必須条件になります。
どこかに隙間があると防音や断熱の性能が落ちてしまいますので、シーリングをきちんと施工することをおすすめします。
ハッピーコーポレーションの内窓販売サイトにて「補正部材」としてプラ板のスペーサーやコーキング剤等を一緒に販売しております。
下記のリンクをご覧下さい。
次項でシーリングのやり方を詳しく解説致します。
補正方法について、より詳しい記事が出来ました!