内窓プラマードUのふかし枠は、窓枠の奥行き寸法が足りない場合に設置する、内窓プラマードU専用の窓枠延長部材です。
ふかし枠の取付け方法や補強方法が不十分だと内窓プラマードUが脱落したり、破損する恐れがあります。
この記事では、内窓プラマードUの「ふかし枠(有償品)」の注意事項について
1.窓枠の状態を確認する。
2.ふかし枠の取付けに注意が必要な窓
3.ふかし枠の取付けができない窓
以上をご案内しますので、ふかし枠が必要になるときのご参考にしてください。
窓枠の状態を確認
ふかし枠の取付けができる窓
ふかし枠は窓枠正面の見付け部分に取付けます。
窓枠が下記の状態でないと内窓プラマードUが脱落する可能性があるため、脱落防止の補強が別途必要になる場合があります。
窓枠の状態
- 窓枠見付け面(ふかし枠の取付け面)の寸法が20mm以上ある。
- 窓枠見付け面(ふかし枠の取付け面)に段差がない。(注1)
- 窓枠がしっかりと固定されている(グラツキがない)。
- 窓枠に傷み(腐朽・割れ)がなく、ネジがしっかりと効く。
(注1)見付け面(ふかし枠の取付け面)に段差がある場合は、調整スペーサー(有償品)や市販の木材等で取付け面を面一に仕上げます。
調整スペーサーはエコ内窓クラブの簡単見積もりからお申し込みいただけます。内窓と一緒にお買い求めください。
ふかし枠の補強が必要なとき
ふかし枠40・70mmを使用する場合は、内窓プラマードUの脱落防止のため、ふかし枠の下部を補強します。
ふかし枠は「造作材」で補強します。
ふかし枠の下部を補強するには、事前に下地位置の確認が必要になります。
ベランダなどに出られる「掃き出し窓」や壁面に補強材を固定する下地がない、または納まりが不明な窓の場合は、床面からふかし枠を支える補強が必要です。
ふかし枠の取付けに注意が必要な窓
1.カーテンボックス付きの窓
カーテンボックスがついている窓は、カーテンボックスと上部窓枠の位置関係を確認してください。カーテンボックスが窓にかかる位置にあると、上部ふかし枠の取付けが困難になる恐れがあります。また、ふかし枠を取付けることで、同じ位置でカーテンが使えなくなる可能性もあります。
2.入隅納まりの窓
窓の位置が壁面(または天井、床面)に近い窓では、窓枠から壁面までの寸法が28mm以上必要です。壁面までの寸法が足りない場合、ふかし枠カバー材やコーナーカバーが取付けできなくなる恐れがあります。
ふかし枠の取付けができない窓
窓枠部分の納まりによっては、ふかし枠の取付けはできません。
1.クロス巻込み納まりの窓
上・左右に窓枠のないクロス巻込み納まりの窓には、ふかし枠の取付けはできません。ふかし枠取付け面(上・左右)にふかし枠を固定するための下地がない可能性があります。
2.窓枠の奥行き寸法が不足する窓
窓枠の奥行き寸法が30mm以下の窓には、ふかし枠の取付けはできません。40・70mmタイプのふかし枠では、取付けねじが外窓に干渉します。
3.ケーシングタイプの窓枠を使用している窓
ケーシングタイプの窓枠には、ケーシング部分の固定力が弱いため、ふかし枠の取付けはできません。
4.アルミ額縁の窓
ビルなどで使われるアルミ額縁の窓は、窓枠部分が空洞で下地がないため、ふかし枠の取付けはできません。
5.浴室の窓
浴室の窓は窓枠部分が空洞で、下地がないためふかし枠の取付けはできません。
まとめ
内窓プラマードUのふかし枠(有償品)を採用するときの注意事項についてご案内しました。
ふかし枠は、窓枠の奥行き寸法が足りない場合に設置する、内窓プラマードU専用の窓枠延長部材です。
ふかし枠は窓枠の状態によっては取付けができなかったり、下部補強が必要になる場合があります。ふかし枠採用の際は、必ず窓枠の状態をご確認ください。
その他、ご不明点や気になることがございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
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