今から、先進的窓リノベ事業の補助金を申請をしようと動いても、64%の人はもう間に合いません。
若干強い表現となっておりますが、これは嘘でも大げさでもありません。
内窓の設置で大きな補助金が受けられる「先進的窓リノベ2024事業」ですが、 これから内窓の現場調査を
依頼する段階の方は、この補助金の支給を受けられない可能性が極めて高くなっております。
この後、この補助金を使って内窓の設置を検討されている方は是非読んでいただきたいと思います。
まず補助金制度の公式ページで公開されている申請実績のデータから現在の状況を整理してみます。
※窓数換算は弊社の収集したデータ値から算出しております。
これに対し、先進的窓リノベ2024事業の開始時に、弊社が内窓大手2社にヒアリングし、導き出した
国内の内窓製造能力は以下の通りです。
補助金締め切りまでの3.5カ月で国内メーカーが製造できる窓数は以下のようになります。
300,000窓/月 × 3.5カ月 = 1,050,000窓
従いまして、 残りの予算分の窓数 > メーカーの製造能力 となり、 現時点で内窓メーカーは残り予算分の窓を期間内に製造できません。
残り予算の57~69%分の製造が限界値だと思われます。
このことから、予算枯渇による打ち切りはあり得ないと考えております。
しかしこの記事の見出しは、製造力の限界値以上となる「64%もの人が補助金に間に合わない」です。
これはどういうことでしょうか。
これは結論としては「内窓を取付ける工事の担い手が足りないから」です。
※内窓の施工力の不足についての詳細は昨年度の見解をご参照ください。
(予算の消化状況と今後の展開についての見通し
2023年05月15日付け )
補助金需要に沸いた昨年度、施工実績はひと月で約33,000戸でした。
※昨年度の補助金申請データに基づく値です。
今年は7月に35,000戸の補助金申請がなされており、このあたりが現行の内窓施工力の限界値と捉えて良いと
思います。
補助金締め切りまで残り3.5か月ですので、申請締め切りとなる12月31日までに施工できる限界値は
以下のようになります。
3.5カ月 × 35,000戸/月 = 122,500戸
残り予算は918億円ですので1戸当たりの補助金額平均268,000円で割り返すと、残りの予算でまかなえる戸数が算出されます。
918億 ÷ 264,000円/戸 = 343,000戸
予算的には、あと343,000戸分の申請が可能であることになります。
しかし残り予算額いっぱいの343,000戸の補助金申請希望者がいても、実際に補助金をもらえるのは、
12月31日までに工事を終えられる限界値の122,500戸までです。
残りの220,500戸(残り予算戸数の約64%)の希望者は、実はもう締め切りには間に合わないのです。
1戸あたりの補助金額が268,000円ですので、122,500戸は補助金額換算で328億3000万円となります。
残り予算が918億円あったとしても、施工能力的に納められるのは328億3000万円までです。
つまり先進的窓リノベ2024事業の予算総額1350億は、最終的に589億7000万円を残し、消化率56%程度で
終了となると見込んでおります。
たっぷりと予算が残っているのに、多くの人が補助金がもらえない状況になるのです。
これから職人が増えて消化率が上がっていくのでは?という反論もあろうかと思いますが、現在、サッシ職人にとって内窓設置は儲かる仕事ではありません。
弊社は期間内に、不足分を補うほど職人が増えることはあり得ないと考えております。
ここでタイトルの回収も兼ねて繰り返しますが 先進的窓リノベ2024は、職人不足により、
これから動いても申請希望者の64%は補助金を貰うことができないということになります。
重要なのは「補助金を貰いたいなら、とにかく急ぐべき」ということです。
出来るだけ早く動き、施工可能範囲内の122,500戸の枠内に滑り込むことです。
もしも122,500戸から漏れてしまえば、残念ながら補助金を受け取ることは出来ません。
しかし、職人が全く不足しているこの状況でも、確実に補助金を貰うための必勝法はいくつか存在します。
その必勝法は次回以降の見解で紹介します。
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